畑を借りたり農作業したり

この記事はpyspa Advent Calendar 2016の7日目として投稿しています。 http://www.adventar.org/calendars/1435

今年、畑を借りました

うちの近所には、市民が趣味で農作物を育てたりできる市民農園がいくつかあり、市営、民営で貸し出されています。

私が借りたのは民営のもので、4m×5mの大きさ、使用料は年間1万円程度のものです。自宅から自転車で10分程度の場所(もっと近いところが良かったけど、空きがない)。

今年の春頃に市から募集要項が出ており、7月から使えることになりました。 f:id:nullpobug:20160910100606j:plain うちの地域は、市民農園の人気がそこそこあって、この農園だと40区画程度に対して倍率が1.5倍ぐらい。元々抽選で落ちていたのですが、辞退者が出て補欠繰り上がりにより、借りられることになりました。

借りる期間は3年間で、3年経過後は返却し整備された上で次回の募集という形でした。機会を逃すと中々借りれない。

動機

元々、農作業というか野菜を育てることに興味がありました。料理するのも好きなので、食材から自分で用意してみるのも面白そうだなーとか思ってました。

自宅マンションのベランダでプランターにて育てたりもしてますが、南向きでも野菜を育てるには日当たりがイマイチで、畑で育ててみたいと思ってました。 f:id:nullpobug:20160605141742j:plain f:id:nullpobug:20160703173029j:plain

所感

  • 自分で作った野菜おいしい。無農薬野菜。
  • 野菜の育つ過程を見るの楽しい
  • 野菜が育ちすぎるとおいしくなくなるというのを体感
  • 手間がかかる。毎日世話をするには時間をとるのが難しい
  • 明るい時間しか作業できないので、平日は早朝に限られてしまう
  • 雨の日や雨の直後など土が湿っていて作業できない。
  • 雑草育つの早い
  • 虫が多い。雑草をしっかり取らないと、どんどん増える
  • 天候や害虫などコントロール不可能な要素の影響を受けやすい。予防とか対策はある程度できるけども、どうしようもないことがある。
  • 土を耕すの時間かかる、機械化、自動化が効果絶大なのよくわかる
  • 水やり大変。
  • プランターより畑のほうが圧倒的に育てやすい。水やり多少サボっても何とかなることが多い。
  • 野菜づくりの話題で会話に参加できるようになった

やってみていろいろありましたが、普段のエンジニア仕事に比べると、制約がかなり多くて知らなかった感覚、世界観を知れたなーという感じです。

今のところ楽しいので今後も続けられたらいいなと思います。 f:id:nullpobug:20160910100621j:plain

育てたもの

いろいろ育ててみたいけど、時期的なものがあってまださほどは。基本的に無農薬。

  • きゅうり
    • 夏に植えて1ヶ月ほどで収穫。植えて旅行の間放置してたら、大変良く育ちました。豊作。
  • はつか大根
    • 虫に食われてしまってあまり育たず。失敗
  • にんじん
    • 秋頃種を蒔いて、先月から食べる分だけひっこ抜いて収穫してます。豊作。
  • ピーマン
  • トマト
    • プランターで育ててましたが日照不足で実は大きくならず。ミニトマトサイズで収穫。その後アブラムシにやられて全滅。

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今育ててる

  • ほうれん草
    • 時期が遅すぎたかもしれない。失敗かも?
  • はくさい
    • 作業してたら近くの畑のおじさんに苗を貰ったので植えた。
  • スナップエンドウ
    • 時期が遅すぎたかもしれない。失敗かも?
  • パセリ
    • プランターで育てているものは順調。畑の方はまだ芽が出たところ。

dogpile.cacheでpickleシリアライズせずにRedisに値を保存する

Python用のキャッシュフレームワークでdogpile.cacheというモジュールがあります。

Welcome to dogpile.cache’s documentation! — dogpile.cache 0.6.2 documentation

Redisに保存するバックエンドも提供されているんですが、そのまま使うと値はpickleシリアライズされて保存されます。

この方法でRedisに保存された値を、Python以外で作られたシステムから利用するのはちょっと面倒です。

pickleシリアライズをさせたくない場合は、dogpile.cacheのバックエンドクラスを作成する必要があります。

GitHub - tokibito/dogpile_cache_native_redis: backend for dogpile.cache with reading and writing the native value

pypi.python.org

作成してPyPIに登録しておきました。

ThriftPy+gunicorn_thriftでRPCサーバーを動かす

ThriftPyを使って作ったサーバーを動かすのに、thriftpy本体が持ってるサーバークラスを使ってもいいのだけど、タイムアウト処理やマルチプロセス動作だとかやるのが少し面倒だなーと考えてました。

githubでサーバークラスを差し替えるpull requestを出してたら、コメントでgunicorn_thriftというパッケージがあるから試すといいよと教わりました。ThriftPyと同じOrganization。

github.com

ThriftPyで作ったサービスの場合は、TProcessorのインスタンスをgunicorn_thriftコマンドに指定して起動する。

Python3.5、Ubuntu 16.04で試した。

main.py:

import thriftpy
from thriftpy.thrift import TProcessor


class AppServiceHandler:
    def echo(self, message):
        return message


main_thrift = thriftpy.load("main.thrift")
app = TProcessor(main_thrift.TIAppService, AppServiceHandler())

起動コマンド:

$ gunicorn_thrift -w 4 main:app

裏では、gunicornをカスタムのワーカークラスが動作している。gunicornのコマンドオプションも使えてうれしいです。

thrift_syncクラスを使った場合、単純なロードのパフォーマンスはmake_serverのほうがほんの少し良いみたいですが、気にするほどではなさそう。

以下、パフォーマンス試験に使ったコードと結果

thriftpy performance test

ありがたい。

Procfileを扱う

Procfileというのを使ったのでメモを残す。

Procfileという名前のファイルを作って、アプリケーションの起動コマンドをまとめておくと、Procfileを扱うツールから簡単に実行できる。

Procfile:

web: gunicorn -w 4 main:app 0.0.0.0:$PORT
test: py.test .

起動(honchoの場合):

$ honcho start web
22:55:01 system | web.1 started (pid=53633)
22:55:02 web.1  | [2016-11-21 22:55:02 +0900] [53635] [INFO] Starting gunicorn 19.6.0
22:55:02 web.1  | [2016-11-21 22:55:02 +0900] [53635] [INFO] Listening at: http://0.0.0.0:5000 (53635)
22:55:02 web.1  | [2016-11-21 22:55:02 +0900] [53635] [INFO] Using worker: sync
22:55:02 web.1  | [2016-11-21 22:55:02 +0900] [53638] [INFO] Booting worker with pid: 53638
22:55:02 web.1  | [2016-11-21 22:55:02 +0900] [53639] [INFO] Booting worker with pid: 53639
22:55:02 web.1  | [2016-11-21 22:55:02 +0900] [53640] [INFO] Booting worker with pid: 53640

環境変数を.envファイルに記述し、Procfile内で使うことができる。こうすると、起動コマンドはProcfileで共有し、利用する各環境では.envに設定を記載するといったこともやりやすい。

Procfileを扱うモジュールはRubyだとForeman、PythonだとHoncho、GoだとGoremanといった感じで色々あるようだ。

HerokuではProcfileを記述してプロセスを起動できるようだ。

Google App EngineのPython SDKをDockerで動かしてみた

GoogleAppEngineを久々に使おうとしたらいろいろ変わっていて戸惑いまくり。 静的ページをホストしてるだけのプロジェクトで更新をしたかったので、SDKのインストールが必要なんですが、毎回面倒なのでDockerで少し楽できないかと、ゴニョゴニョしてました。 github.com とりあえずdev_appserverとappcfgを動く状態にして使ってみてます。

ThriftPyを使ってPythonでThriftのRPCを扱う

Python3でApache Thriftを扱うライブラリは無いか探してたところ、ThriftPyというのがあるらしいとわかったので試してました。

ThriftPy — ThriftPy 0.3.9 documentation

ThriftPyは、ApacheThriftのPython版と比べると、PurePython実装(Cythonによるスピードアップ可能)で使いやすそうです。

Apache ThriftのPythonチュートリアルをThriftPyで実装してみたところ、問題なく動きました。 試した環境は、Ubuntu16.04、Python3.5。

ソースコード

4ファイルです。PythonServer.pyがRPCのサーバー側、PythonClient.pyがクライアント側です。shared.thriftに書かれた定義をtutorial.thrift側でincludeして継承するところも問題なさそうでした。

クライアント側のmain関数、サーバー側のCalculatorHandlerは元のチュートリアルと内容はほぼ同じです。

Thrift Tutorial (using thriftpy)

参考

退職と入社

8年ほど勤務した株式会社ビープラウドを退職しました。

11月から株式会社オープンコレクターに入社します。 www.open-c.jp オープンコレクターという会社は、もりよしが代表で1人の組織でしたが、私とあおだぐが新しく加わって3人になります。

開発や技術支援の案件あればご相談ください。