公開鍵方式でファイルを暗号化する目的でソフトを探していて、GnuPGが割と良さそうだったので使ってみたメモ。
The GNU Privacy Guard
コマンドラインからだとgpgコマンド。Linux/Unixで使えるのはもちろんのこと、Windows/Macなど主要なOSに対応している。
今回はWindowsXPから使った。
Windows用の場合、GUIクライアントがいくつかある。いくつか試した感じでは、今のところ、GnuPG Shellが一番安定して動作しそうだった。
GnuPG Shell
GnuPG Shellの動作にはgpgコマンドが必要。
GnuPGのダウンロードページからWindows用のバイナリインストーラをダウンロードできる。
GnuPG - Download
今回試したのは、バージョン1.4.10b。
インストールしたら、環境変数のPathにインストールディレクトリのパスを追加しておく。
デフォルトのインストール先だとProgram Files以下のGNU\GnuPGになっていた。
C:\Program Files\GNU\GnuPG
gpgコマンドが使えるようになったら、GnuPG Shellをインストールする。
これもインストーラなのですんなりインストールできた。
起動すると、鍵をひとつも作っていない場合は鍵作成のウィザードが表示される。作成しない場合はキャンセルする。
試しにキーを作成してみました。
既存のキーはImportで取り込めます。
File Managerでファイルを選択して暗号化/復号化できます。
以下gpgコマンドの覚書。
GPGコマンド
キーを確認する
C:\>gpg -K C:/Documents and Settings/tokibito/Application Data/gnupg\secring.gpg --------------------------------------------------------------------- sec 2048D/9A576CCF 2010-10-08 uid Shinya Okano (test key) <tokibito@gmail.com> ssb 1024g/0803315F 2010-10-08
暗号化する
"-a"でASCII形式、"-e"で暗号化、"-r"で鍵の名前指定
C:\>gpg -a -e -r "Shinya Okano" "C:\Documents and Settings\tokibito\デスクトップ\ほげふが.txt"