Djangoフレームワークの1.11がリリースされましたね。
Django 1.11 released | Weblog | Django
1.11はLTS(Long Term Support)バージョンです。メンテナンス期限はリリースから3年後までなので、2020年4月までになります。
- 1つ前のバージョン1.10のメンテナンス期限は2017年12月までになります。
- 1つ前のLTSバージョンは1.8で、メンテナンス期限は2018年4月までになります。
対応するPythonのバージョンは、2.7、3.4、3.5、3.6です。Python2系をサポートする最後のバージョンです。
次の大きなバージョンアップは2.0で2017年12月に予定されています。Python3.5以上をサポートする予定になっています。
ここ最近はロードマップのスケジュール通りにリリースされているので、次のバージョンも、さほどずれることはないのかもしれません。
エラーメッセージなどのリソースの日本語翻訳はやっておきました。変な訳があればTransifexかGoogleGroupなどで連絡して頂けるとよいかと。
気になった変更点など
全部には目を通してませんが、いくつか気になった点など。
Django 1.11 release notes | Django documentation | Django
install_requiresにpytzが入った
- Djangoに初めてinstall_requiresが追加されました。今のところpytzだけ。
モデルに指定するデータベースのインデックスがクラスベースになった
- インデックス名の指定ができるようになったみたいです
フォームのwidgetレンダリングがテンプレートシステム経由になった
- 以前はPythonコードでHTMLパーツを生成してたので、分離しやすくなりそう?
ORMのサブクエリまわりをいくらか明示的に記述できるようになった
- django.contrib.authのviewがクラスベースになった
参考情報
バージョンアップの準備の参考に。