WindowsにCygwinの作業環境をセットアップする

いつも作業用のWindowsでは、sshLinux系OSの各種コマンド群はCygwinを使ってます。sshクライアント、bashが使える環境をセットアップするところまでのメモです。

ホームディレクトリはWindowsのホームディレクトリと合わせたいので設定を変更してます。

Cygwinのインストール

Cygwinのインストールは、インストーラーを使います。 setup-x86-64.exe をダウンロードしてきて実行。

Cygwin Installation

インターネット接続環境があるので、「Install from Internet」を選んでCygwinの各パッケージをダウンロードしてインストールします。 f:id:nullpobug:20211031155648p:plain インストール先、キャッシュ先はデフォルトのまま進めて、Download Siteは速度の関係から国内を選びます。(jpドメインのところならどれでもよいけど、ftpが速度は速め。ミラーサーバーはいつもありがたく使わせていただいております。) f:id:nullpobug:20211031155704p:plain パッケージ一覧から、インストールしたいソフトウェアパッケージを選択します。sshコマンドならopensshとか。全部入れると多いので必要なものだけ入れるようにしています。

いつも使っているのはopensshやtreeコマンドのあたり。デフォルトでインストールされるパッケージもあるので気をつけること。Srcは基本的に不要。 f:id:nullpobug:20211031155720p:plain 「次へ」で進めてインストールを完了させます。

ホームディレクトリ変更

ホームディレクトリはデフォルトだと、Cygwinインストール先の /home/ 以下にユーザー名で作られるのですが、個人的にはWindowsのホームディレクトリと合わせたいので、変更します。

デフォルトのインストール先の場合は、 C:\cygwin64\etc\nsswitch.conf ファイルの db_home の値を以下のように編集します。

db_home: /%H

これでCygwin起動時のホームディレクトリがWindowsのホームディレクトリと同じになります。

.bashrcの調整

デフォルトのプロンプトは改行が含まれていてイマイチなので、 ユーザー名@ホスト名 カレントディレクトリ$ の表示にしています。

また、Windowsのstartコマンドでexplorerにてフォルダを開く機能も同様に使いたかったので、cygstartのエイリアスを設定しています。

.bashrc 末尾部分:

#PS1='[\u@\h \W]\$ '
PS1='\[\e]0;\w\a\]\n\[\e[32m\]\u@\h \[\e[33m\]\w\[\e[0m\]\$ '
alias start=cygstart

f:id:nullpobug:20211031155826p:plain

フォントや背景色などは好みで調整。

参考