Sphinxでlatexpdfjaコマンドを使ってPDFをビルドするには、latexのインストールされた環境が必要になります。
Ubuntuだとtexlive-fullパッケージで必要なパッケージをインストールできるっぽいというのを把握しました。
texlive-fullは依存パッケージがたくさんありサイズが大きいので、Dockerイメージにして使い捨てすると良さそうだと思いました。
調べたらすでに同じようなことをやってる人がいたんですが、Sphinx拡張などいくつか欲しいものが足りなかったので、自分で作ってみました。
DockerHubに置いときました。
tokibito/sphinx-texlive - Docker Hub
使い方
イメージのサイズが圧縮状態で3GBぐらいあって大きいので、試す際はご注意ください。
Sphinxのプロジェクトのディレクトリに移動して以下のコマンドを実行すると、make latexpdfjaが実行されます。
$ docker run --rm -v $PWD:/docs/ tokibito/sphinx-texlive:latest
make htmlの場合は末尾にコマンドを指定すればできます。
$ docker run --rm -v $PWD:/docs/ tokibito/sphinx-texlive:latest make html
sphinx-quickstartを使いたい場合はdocker runコマンドのほうに -it オプションを指定するといいです。
$ docker run -it --rm -v $PWD:/docs/ tokibito/sphinx-texlive:latest sphinx-quickstart
*diagシリーズのsphinxcontribも入ってます。詳しくはリポジトリのDockerfileを見てください。